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ごあいさつ


皆様にはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

きたる11月27日(木)、28日(金)、29日(土)、北國新聞赤羽ホールにおいて、第3回金沢大学子どものこころサミットを開催する運びとなりました。第2回サミットから、建物内部改装工事などで開催出来ず、約2年半ぶりとなります。

この間、文部科学省脳科学研究戦略推進プログラムの一環として、金沢大学を代表研究機関に、「神経内分泌仮説に基づく知能障害を有する自閉症スペクトラム障害の診断と治療の展開研究」(代表研究者:東田陽博教授)が順調に展開されている一方で、文部科学省 地域イノベーション戦略支援プログラム「ほくりく健康創造クラスター」、独立行政法人科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業「CREST」および「RISTEX」、日本学術振興会(JSPS)「組織的な若手研究者等海外派遣プログラム」が平成24年度で無事終了しました。

しかし、平成25年10月から、文部科学省の革新的イノベーション創出プログラム(The Center of Innovation;COI STREAM)に採用されました。これは、「今の夢。10年後の常識。新しい未来を作りたい。」というプログラムです。金沢大学は、パナソニック鰍ニ大阪大学が中心となる「人間力活性化によるスーパー日本人の育成と産業競争力増進/豊かな社会の構築」プログラムのサテライト拠点研究として、「脳の個性を生かした子どもの健やかなこころの育成:特異から得意へのパラダイムシフト」(リーダー:三邉教授)として「拠点のビジョン実現に貢献するため、幼少期から脳の個性を考慮し、人間力を伸ばすシステムを開発する。日本で唯一の幼児用脳磁図計(脳センシング技術)を活用し、脳科学的観点から、子どもの健やかなこころの育成を実現する。」を研究する大型プロジェクトが立ち上がっています。

子どものこころの発達研究センターが、4年間の時限付事業から、2年前に金沢大学の持続的研究組織に移行している事からも、金沢大学に子どものこころの発達研究センター、連合大学院小児発達学研究科金沢校は根を下ろした格好となりました。子どものこころをめぐる諸困難の解明をめざす本センターは、着実な歩みを続けています。

今回3日間のプログラムの特徴は、「新しい未来に向けて」です。脳機能計測による発達障害診断技術開発、オキシトシン作用機序の最先端研究とオキシトシンによる自閉症治療の臨床研究や研究倫理などを取り上げます。当センターは約10年前にスタートさせたオキシトシンの研究に特徴があります。今回もそのテーマを中心に、自閉症スペクトラム障害に共通な社会性障害がオキシトシンの異常により生じている事や、治療薬であるオキシトシンは、人と人が結びつく上で必須の物質となる可能性があります。このような状況の現状報告、金沢大学での研究、組織のあり方や新しい方向性を見出す機会にしたいと思います。

平成26年4月吉日

第3回金沢大学子どものこころサミット

実行委員代表 東田 陽博